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IC Markets(アイシーマーケッツ)の評判は?スプレッド・口座タイプ・入金ボーナスを徹底検証

最終更新:2026年10月20日データ確認日:2026年10月20日執筆:佐伯 健太

目次

IC Markets(アイシーマーケッツ)は、2007年にオーストラリアで創業した老舗の海外FX業者です。2026年にブランド名を「IC」に変更しました。スタンダード口座は手数料なしで0.8pips〜、Raw Spread口座は0.0pips〜+往復7ドルと取引コストの安さに定評があり、世界中のスキャルパーやEAトレーダーに使われています。

MT4・MT5に加えてcTraderとTradingViewにも対応し、FXは最大5,000倍のレバレッジで取引できます。この記事では、15年以上トレードを続けてきた私たちの視点で、IC Marketsの良い点と注意点をまとめました。数値は2026年10月時点のものです。

IC Marketsとは?基本情報

IC Marketsは、2007年にオーストラリアのシドニーで創業した海外FX業者です。2025年末にF1チーム「TGR Haas F1 Team」の公式FXパートナーになったのにあわせてブランド名を「IC」に変え、2026年7月に公式サイトもic.comに移りました。

IC(IC Markets)日本語公式サイトのトップページ。TGR Haas F1 Teamの公式FXパートナーであることが紹介されている

公式サイトでは20万人以上のアクティブトレーダー、平均約定スピード40ミリ秒未満をうたっています。ニューヨーク(NY4)とロンドン(LD5)のデータセンターにサーバーを置き、取引の約6割がEAなどの自動売買という、プロ向けの色が強い業者です。

データ確認日:2026年10月20日
運営会社・ライセンスRaw Trading Ltd(FSA(セーシェル金融サービス庁) SD018)
設立2007年
日本居住者の口座開設可能
最大レバレッジ5,000倍
スプレッド(ドル円・目安)スタンダード0.8〜/Raw 0.0〜+往復7ドル
最低入金額0ドル相当
ゼロカットあり
ボーナスあり
仮想通貨での入出金あり
取引プラットフォームMT4 / MT5 / cTrader / TradingView / IC Social
ロスカット水準証拠金維持率50%(マージンコール100%)
口座の基本通貨円・米ドルなど10通貨
取扱銘柄2,850以上

IC Marketsの安全性・信頼性

セーシェルのライセンスで日本人に対応

日本居住者の口座を管理しているのはRaw Trading Ltdで、セーシェル金融サービス庁(FSA)の証券ディーラーライセンス(SD018)を持っています。セーシェルFSAの登録業者一覧にも掲載されています(出典:IC 規制情報)。

会社 規制・ライセンス 日本居住者
Raw Trading Ltd セーシェルFSA(SD018) 対象
International Capital Markets Pty Ltd オーストラリアASIC 対象外
IC Markets (EU) Ltd キプロスCySEC 対象外
IC Markets Ltd バハマSCB 対象外

グループとしてはオーストラリアやキプロスなどのライセンスも持っていますが、日本居住者との契約はセーシェルの会社です。

資金の管理と補償

  • 分別管理:顧客の資金は、複数の大手銀行の分別口座で管理されています
  • 補償保険:運営会社が破綻した場合に、1人あたり最大100万ドルまで補償される保険に加入しています(出典:IC 補償保険)
  • 紛争解決:トラブルの際は、社内の苦情窓口のあと、セーシェルFSAに申し立てることができます

金融庁への登録について

IC Marketsは、ほかの海外FX業者と同じく日本の金融庁には登録しておらず、2014年にオーストラリアの運営会社が、2025年には関連ブランド「IC Trading」が無登録業者としての警告を受けています。日本人が使う海外FX業者の多くが同じ状況です。

日本語には対応している?

公式サイトは、口座の説明や取引条件、ヘルプセンターまでほぼ日本語で読めます。円建ての口座も開設でき、マイページも日本語に対応しています。

サポートはライブチャット・メール・電話で24時間受け付けています。ただし日本語スタッフの対応時間は平日の日中に限られるとされ、それ以外の時間は英語での対応になります。利用規約などの法的な書類は英語のみです。

口座タイプの比較

日本居住者が開設できる主な口座は3種類です(出典:IC 口座タイプ)。

項目 スタンダード Raw Spread cTrader Raw Spread
最低入金額 なし なし なし
最小スプレッド 0.8pips〜 0.0pips〜 0.0pips〜
取引手数料(往復) なし 7ドル(円口座は1,100円) 10万通貨あたり6ドル
最大レバレッジ 5,000倍 5,000倍 1,000倍
ロスカット水準 50% 50% 50%
取引ツール MT4・MT5 MT4・MT5 cTrader・TradingView
入金ボーナス 対象 対象 対象外
  • スタンダード口座:取引手数料がかからない基本の口座。コストがスプレッドに含まれているのでわかりやすい
  • Raw Spread口座:スプレッドが最も狭く、別途手数料がかかる口座。取引量の多いスキャルパー向け
  • cTrader Raw Spread口座:cTraderとTradingViewで取引できる口座。手数料はRaw Spread口座より少し安い

このほか、5,000ドルから開設できる「Raw Pro」、10万ドルからの「Raw Pro+」という、手数料がさらに安い大口向けの口座も先行公開されています。

スプレッドと取引コスト

ドル円1ロットのコスト

公表されている最小スプレッドと手数料をもとに、ドル円を1ロット(10万通貨)往復で取引したときのコストを比べると次のとおりです。Raw系の口座は、実際のスプレッドを0.1〜0.2pipsとして計算しています。

口座 スプレッド 手数料 1ロットあたりのコスト
スタンダード 0.8pips〜 なし 約800円〜
Raw Spread(円口座) 0.1〜0.2pips 1,100円 約1,200〜1,300円
cTrader Raw Spread 0.1〜0.2pips 約950円 約1,050〜1,150円

手数料なしのスタンダード口座でも、ドル円の最小スプレッドは0.8pipsと、海外FXのスタンダード口座の中ではトップクラスの安さです。Raw Spread口座は、ユーロドルなど主要通貨ペアのスプレッドがほぼ0になることが多く、手数料を含めても安定してコストを抑えられます。

なお、公式サイトの平均スプレッドの一覧には一部に不自然な数値があるため、ここでは最小スプレッドをもとに比較しています。

スワップとその他の費用

  • スワップ:サーバー時間の0時(日本時間の朝6時、冬時間は7時)に付きます。FX・金属などは水曜日、株価指数・エネルギー・仮想通貨は金曜日に3日分がまとめて付きます
  • 入出金手数料:IC側の手数料は無料です(銀行の中継手数料などは自己負担)
  • 口座維持手数料:かかりません
  • VPS:一定の取引量を満たすと、無料のVPSを利用できます

レバレッジとロスカット

最大レバレッジはポジション量で決まる

FXの最大レバレッジは5,000倍です(cTrader口座は1,000倍)。多くの業者は口座残高によってレバレッジが下がりますが、IC Marketsはポジションの量(ロット数)に応じて段階的に下がる仕組みです(出典:IC レバレッジと証拠金)。

銘柄 〜25ロット 25〜50ロット 50〜100ロット 100ロット超
FX主要通貨ペア 5,000倍 3,000倍 1,000倍 500倍
ゴールド 2,000倍 1,000倍 500倍 100倍
原油 1,000倍 500倍 200倍 100倍

ビットコインは最大500倍、個別株は20倍です。

指標発表や週末はレバレッジが下がる

重要な経済指標の発表前後、毎日の取引終了前後、週末をまたぐ時間帯は、新規ポジションの最大レバレッジが200倍程度に下がります。すでに持っているポジションのレバレッジは変わりません。

ロスカットとゼロカット

証拠金維持率が100%を下回るとマージンコール、50%以下になるとロスカットされます。

相場の急変で残高がマイナスになった場合は、サポートに連絡してマイナス分をリセットしてもらう仕組みです。自動でゼロに戻る業者とは違うため、マイナスになったら早めにサポートへ連絡しましょう。ゼロカットの仕組みはゼロカットとは?で解説しています。

ボーナス・キャンペーン

IC Marketsは、初めて入金する人を対象に入金ボーナスを実施しています(出典:IC 入金ボーナス)。口座開設だけでもらえるボーナスはありません。

入金ボーナス(初回100%・2回目以降50%)

  • 初回入金:入金額の100%(上限1,000ドル)
  • 2回目以降:入金額の50%
  • 累計の上限:25,000ドル
  • 対象口座:MT4・MT5のスタンダード口座とRaw Spread口座(cTrader口座は対象外)
  • 有効期限:入金日から60日。入金ごとに期限が決まります

たとえば初回に1,000ドル入金すると1,000ドル、2回目に500ドル入金すると250ドルのボーナスが付きます。累計25,000ドルまで受け取れるので、まとまった資金で取引する人ほど恩恵があります。

出金時のルール

ボーナス自体は出金できません。出金すると、出金額の割合に応じてボーナスが減ります。たとえば残高9,500ドル・ボーナス3,500ドルのときに1,500ドル出金すると、ボーナスは約553ドル減ります。

また、自己資金(ボーナスを除く残高)がなくなるとボーナスも消滅するため、損失のクッションとしては使えません。両建てや複数口座を使った取引は対象外です。

ほかの業者のボーナスとの比較は海外FXボーナス比較をご覧ください。

取引プラットフォームとツール

ツール 特徴
MT4・MT5 Windows・Mac・ウェブ・スマホに対応。MT5が推奨
cTrader 板情報やアルゴリズム取引(C#)に対応。コピートレード機能もある
TradingView cTrader Raw Spread口座と連携して、TradingViewのチャートから注文できる
IC Social・ZuluTrade コピートレードのアプリ・サービス

EA(自動売買)やスキャルピングに制限がないことを公式にうたっており、無料のVPSも利用できます。取扱銘柄は2,850以上で、FX61通貨ペアのほか、株価指数、2,100銘柄以上の株式、94種類の仮想通貨、債券なども取引できます。

IC Marketsのメリット

取引コストが安い

スタンダード口座は手数料なしで0.8pips〜、Raw Spread口座は円口座なら往復1,100円の手数料と、どちらの口座も取引コストが業界トップクラスに安い水準です。

MT4・MT5・cTrader・TradingViewに対応

主要な取引ツールをすべて使えるのは、海外FX業者の中でも珍しい特徴です。普段使っているツールのまま取引できます。

EAやスキャルピングに強い

約定スピードが速く、EAやスキャルピングにも制限がないため、短期売買や自動売買をする人に向いています。

入金ボーナスの上限が大きい

初回100%・2回目以降50%で、累計25,000ドルまでボーナスを受け取れます。

IC Marketsのデメリット・注意点

国内銀行送金での入金ができなくなったとの報告がある

2026年3月ごろから、国内銀行送金での入金ができなくなったという利用者の報告があります。現在はクレジットカードや仮想通貨での入金が中心です。bitwalletにも対応していません。

ゼロカットはサポートへの申請が必要

残高がマイナスになっても自動ではリセットされず、サポートに連絡して対応してもらう仕組みです。

口座開設ボーナスがない

入金ボーナスはありますが、口座開設だけでもらえるボーナスはありません。

日本語サポートの時間が限られる

日本語での対応は平日の日中が中心とされ、利用規約などの書類は英語のみです。

入金・出金の方法

公式サイトで案内されている主な入出金方法は次のとおりです(出典:IC 入金方法)。

方法 入金の反映 出金の着金
クレジット・デビットカード(VISA・Mastercard・JCB) 即時 3〜5営業日(入金額まで)
仮想通貨(BTC・ETH・USDC・USDT) 即時 処理後2時間ほど
銀行送金 2〜5営業日 国内送金は1〜2営業日
電子ウォレット(PayPal・Neteller・Skrill) 即時 処理後すぐ

入出金の手数料はIC側では無料です。出金のルールは次のとおりです。

  1. 出金は、入金に使った方法に戻すのが原則です。カードで入金した分はカードに返金され、それを超える利益は銀行口座などに出金します
  2. 初めて銀行口座に出金するときは、口座の明細の提出が必要です
  3. 仮想通貨で出金するときは、ウォレットの確認を求められることがあります

利用できる方法は時期によって変わるため、入金の前にマイページで確認しましょう。仮想通貨での入出金の手順は海外FXに仮想通貨で入金・出金する方法で解説しています。

2026年の「収納代行」規制との関係

改正資金決済法が2026年6月1日に施行され、海外FX業者の入出金を仲介する「クロスボーダー収納代行」が規制の対象になりました。経過期間は2026年11月末ごろまでとされています(出典:金融庁)。IC Marketsは規制との関係を公表していません。

IC Marketsの口座開設の流れ

  1. 登録:公式サイトの「口座開設」から、口座タイプや基本通貨(円など)を選んで情報を入力します
  2. 本人確認:運転免許証やパスポートなどの身分証明書と、6か月以内に発行された住所確認書類(公共料金の請求書など)をアップロードします
  3. 入金:マイページから入金します。入金ボーナスを使う場合は、マイページでボーナスを有効化します
  4. 取引開始:届いたログイン情報でMT4・MT5・cTraderにログインして取引を始めます

他の海外FX業者との比較

当サイトのランキングで比較している主な業者の基本条件です。

業者最大レバレッジドル円スプレッドボーナスゼロカット最低入金額
XM1,000倍2.0(KIWAMI極 0.8)pipsありあり5ドル
HFM無制限1.8(プレミアム)/0.4(KATANA)pipsありあり0ドル
Vantage2,000倍1.5〜2.5(スタンダード)/ECN 0.39+往復900円ありあり50ドル
IC Markets5,000倍スタンダード0.8〜/Raw 0.0〜+往復7ドルありあり0ドル
TitanFX2,000倍1.33(スタンダード平均)/ブレード0.33+往復720円なしあり0ドル
Axon無制限スタンダード1.5〜/Raw 0.4+往復6ドルありあり10ドル
Fintrix1,000倍スタンダード1.0〜/ゼロ0.0〜+往復7ドルあり公表なし0ドル

取引コストの安さやツールの多さを重視するならIC Marketsが有力です。口座開設ボーナスや国内銀行送金での入出金を重視するなら、ランキング1位のXMTradingやHFMも比較しましょう。全体のランキングは海外FXおすすめランキングをご覧ください。

IC Marketsがおすすめな人・向かない人

おすすめな人

  • スプレッドと手数料をできるだけ抑えたい人
  • EAで自動売買をしたい人、スキャルピングをする人
  • cTraderやTradingViewで取引したい人
  • 株式や仮想通貨など、FX以外の銘柄も取引したい人

向かない人

  • 国内銀行送金やbitwalletで入出金したい人
  • 口座開設ボーナスを受け取りたい人
  • 日本語のサポートを24時間受けたい人

よくある質問

IC Marketsは日本人でも使えますか?

はい。日本語の公式サイトから口座を開設でき、円建ての口座も作れます。日本居住者の口座はセーシェルのRaw Trading Ltdが管理しています。

最大レバレッジは何倍ですか?

FXは最大5,000倍です(25ロットまで)。ポジションの量が増えると段階的に下がり、cTrader口座は最大1,000倍です。ゴールドは最大2,000倍です。

ゼロカットはありますか?

残高がマイナスになった場合は、サポートに連絡してリセットしてもらう仕組みです。自動ではリセットされないので、早めに連絡しましょう。

ボーナスはありますか?

初回入金で100%(上限1,000ドル)、2回目以降は50%の入金ボーナスがあり、累計25,000ドルまで受け取れます。口座開設ボーナスはありません。

どの口座タイプがおすすめですか?

わかりやすさとボーナスを重視するならスタンダード口座、取引量が多い人はRaw Spread口座がおすすめです。TradingViewで取引したい人はcTrader Raw Spread口座を選びましょう。

スキャルピングやEAは使えますか?

はい。公式にスキャルピングやEAに制限がないことをうたっており、無料のVPSも用意されています。

IC Marketsの利益に税金はかかりますか?

はい。海外FXの利益は雑所得として総合課税の対象になります。詳しくは海外FXの税金ガイドをご覧ください。

まとめ

IC Marketsは、手数料なし0.8pips〜のスタンダード口座と、往復7ドルのRaw Spread口座で、取引コストを抑えられる老舗の海外FX業者です。MT4・MT5・cTrader・TradingViewのすべてに対応し、EAやスキャルピングにも向いています。入金はカードや仮想通貨が中心になる点を押さえておけば、コスト重視のトレーダーにとって有力な選択肢です。

出典

佐伯 健太

執筆

佐伯 健太

海外FX業者レビュー担当

国内FXと海外FXの両方で10年以上トレードを続けています。海外FX業者のレビューを担当し、XMTrading・HFM・TitanFXなどの口座タイプやスプレッド、レバレッジ、ゼロカットの条件を調べ、実際に口座を使いながら比較記事にまとめています。

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