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安全性・リスク

ゼロカットとは?海外FXで追証なしの仕組みと業者別の条件をわかりやすく解説

最終更新:2026年10月20日公開:2026年10月20日執筆:佐伯 健太

急落するチャートの線が、地面の手前でセーフティネットに受け止められているイラスト
目次

海外FXを調べていると、必ず目にするのが「ゼロカット」という言葉です。ゼロカットがあれば、相場が急に動いても入金した金額以上の損失を負うことはありません。

この記事では、15年以上トレードを続けてきた私たちの視点で、ゼロカットの仕組みとロスカットとの違い、業者ごとの条件をわかりやすくまとめました。情報は2026年10月時点のものです。

ゼロカットとは?

ゼロカットとは、相場の急変などで口座残高がマイナスになったとき、そのマイナス分を業者が負担して、残高をゼロに戻してくれる仕組みです。

たとえば10万円を入金して取引していて、相場の急変で残高がマイナス5万円になったとします。ゼロカットがない場合は5万円を追加で支払う必要がありますが、ゼロカットがあれば残高は0円に戻り、損失は入金した10万円までで済みます。

ロスカットとの違い

ロスカットは、証拠金維持率が一定の水準を下回ったときに、ポジションを自動で決済して損失の拡大を防ぐ仕組みです。通常はロスカットが働くので、残高がマイナスになることはほとんどありません。

ただし、次のような場面では価格が大きく飛び、ロスカットが間に合わずに残高がマイナスになることがあります。

  • 週明けの「窓開け」で、金曜日の終値から大きく離れた価格で取引が始まったとき
  • 重要な経済指標の発表や要人の発言で、価格が一瞬で大きく動いたとき
  • 2015年のスイスフランショックのように、中央銀行の予想外の政策変更があったとき

ロスカットが「損失を小さくする仕組み」なら、ゼロカットは「それでも出たマイナスを帳消しにする仕組み」です。

国内FXにゼロカットがない理由

国内FXでは、金融商品取引法で業者が顧客の損失を補填することが禁止されています。そのため、残高がマイナスになった場合は、追証としてマイナス分を自分で入金する必要があります。

国内FXではレバレッジが最大25倍に制限されていることもあり、ハイレバレッジで取引したい人にとって、ゼロカットのある海外FXは大きな選択肢になっています。

業者別のゼロカットの条件

当サイトで紹介している海外FX業者のゼロカットの条件をまとめました。

業者 ゼロカット 条件・ポイント
XMTrading あり 「マイナス残高リセット」として、マイナス分がリセットされる
HFM あり すべての口座を合算して適用される
Vantage あり サポートに連絡するとマイナス分をリセットしてもらえる
IC Markets あり(申請制) 残高がマイナスになったらサポートに連絡してリセットしてもらう
TitanFX あり 確認のうえ、翌営業日以降にゼロへ戻してもらえる
Axon Markets あり 個人の顧客は、すべての口座タイプで残高以上の損失を負わない
Fintrix Markets 案内なし 公式サイトでは特に案内されていない

主要な海外FX業者の多くがゼロカットを採用しています。ただし反映のタイミングや手続きは業者によって違うため、残高がマイナスになったときは、まず会員ページやサポートで確認しましょう。

ゼロカットの対象外になるケース

ゼロカットは、相場の急変から顧客を守るための仕組みです。そのため、次のような取引は対象外になるのが一般的です。

  • 複数の口座や業者をまたいだ両建て:片方の口座のマイナスをゼロカットで消し、もう片方で利益を得る取引
  • ゼロカットを狙った取引:急変が予想される場面で、意図的に大きなポジションを持つ取引
  • 利用規約に違反する取引:業者が不正と判断した取引

こうした取引と判断されると、ゼロカットが適用されないだけでなく、口座が凍結されることもあります。普通に取引している限り、ゼロカットの対象外になることはまずありません。

ゼロカットで知っておきたいポイント

口座に入れた資金は失う

ゼロカットで守られるのは、入金した金額を超える部分の損失です。口座に入れた資金そのものは失うことになるので、無理のないレバレッジで取引しましょう。

マイナスのまま入金しない

残高がマイナスの状態で入金すると、その入金でマイナス分が相殺されてしまう場合があります。残高がマイナスになったら、ゼロに戻るのを待つかサポートに確認してから入金しましょう。

ほかの口座の残高と相殺されることがある

HFMのように、すべての口座を合算してゼロカットを適用する業者では、別の口座に残高があるとマイナス分と相殺されることがあります。

ボーナスの扱い

ゼロカットが適用されると、口座に残っていたボーナスも消えるのが一般的です。ボーナスの条件は海外FXボーナス比較でまとめています。

ゼロカットを活かした使い方

ゼロカットがあれば、口座に入れる金額が、そのまま最大損失になります。必要な分だけを入金して取引すれば、損失の上限をあらかじめ決めておけます。

少額の資金でハイレバレッジの取引をしたい人や、口座開設ボーナスで取引を試してみたい人にとって、ゼロカットは心強い仕組みです。ボーナスとゼロカットの両方がそろった業者は、海外FXおすすめランキングで比較しています。

無期限先物DEXの場合

暗号資産の無期限先物DEXでも、基本的には口座に入れた担保(証拠金)以上の損失を請求されることはありません。担保が足りなくなるとポジションが清算され、それでも出た損失はDEXの保険基金や流動性プールが負担する仕組みが一般的です。詳しくは無期限先物DEXおすすめ比較をご覧ください。

よくある質問

ゼロカットは無料ですか?

はい。ゼロカットを使うための手数料はかかりません。

ゼロカットされたら口座は使えなくなりますか?

いいえ。残高がゼロに戻ったあとは、そのまま入金して取引を続けられます。

ゼロカットはどれくらいで反映されますか?

業者によって違います。自動ですぐに反映される業者もあれば、翌営業日以降になる業者や、サポートへの連絡が必要な業者もあります。

2026年の規制でゼロカットはなくなりますか?

2026年の規制は入出金を仲介する業者に向けたもので、ゼロカットの仕組みには直接関係しません。規制の内容は海外FXは2026年の規制で出金できなくなる?で解説しています。

まとめ

ゼロカットは、相場が急変しても入金した金額以上は失わない、海外FXならではの仕組みです。主要な海外FX業者の多くが採用していますが、反映のタイミングや対象外になる取引は業者ごとに違います。仕組みを理解したうえで、無理のない資金とレバレッジで取引しましょう。

佐伯 健太

執筆

佐伯 健太

海外FX業者レビュー担当

国内FXと海外FXの両方で10年以上トレードを続けています。海外FX業者のレビューを担当し、XMTrading・HFM・TitanFXなどの口座タイプやスプレッド、レバレッジ、ゼロカットの条件を調べ、実際に口座を使いながら比較記事にまとめています。

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